2095年11月27日
中国地方、四国地方の広い範囲で金環日食
21世紀最後の金環日食です。月の本影の中心は島根県、広島県を通って四国地方を南東方向へ通過します。金環帯の幅が最小地点でも284.8Kmと広いうえに、本州西部を斜めに横切ります。このため中国地方・四国地方のほぼ全域と近畿地方南西部という、広い範囲で金環日食を見ることができます。
この日は西日本を中心に、日の出とともに日食が始まります。この日食は金環継続時間が長いのが特徴で、例えば中心線に近い三原では6分半も継続します。
そのほか金環日食とならない地域でも、大阪で食分が0.92、東京で0.84、札幌でも0.67となるなど、日本全国で大きく欠けた太陽を観察することができます。